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コラム⭐️ 「沖縄の状況を京都の人にも知って欲しいと思いました。」
みなさんはヘイトスピーチという言葉を聞いたことはありますか?民族や性的自認、宗教など自分の努力で変更が難しい属性に対する差別煽動行為をヘイトスピーチといいます。 私はそのヘイトスピーチに対して反対をする活動をここ数年しています。 同じく東京で反差別の活動をしている男組の高橋直輝(添田充啓)が沖縄の現状も沖縄差別であると、反差別の活動をしている我々の仲間に沖縄の現状を知ってもらおうと最近沖縄で活動していました。 高橋(添田)は反差別の活動を非暴力超圧力というコンセプトで行なっていました。目の前の差別煽動に対してきちんと反対するスタイルです。
その高橋(添田)が不当にも逮捕されました。防衛局の職員に彼が暴力を振るったためと新聞などで報道されていますが、これは事実ではありません。 風態や経歴などから高橋(添田)はとても誤解を受けやすい人物ですが、人に対してともて優しくそして誰よりも差別を憎んでいます。 その彼が今もまだ半年以上、沖縄拘置所にて拘留が続いています。
沖縄の人々に高橋(添田)の事をとても優しく受け止めていただいている事もあり、長期拘留がつづく彼を勇気付ける意味も込め私は2月の末に沖縄へと向かいました。 拘置所で面会した高橋(添田)は良い表現をするなら、とてもスマートになっていました。 悪い表現だと、かなりやつれた様に感じました。。 沖縄に行く前は「くみちょ(高橋の事です)泣かしたるねん」と軽口をたたいていましたが、いざ本人に会うと色々な感情が込み上げてきてそれを抑えるので精一杯になりました。高橋(添田)の方も関西から来た我々を見た途端目がうるんでいました。彼とは約6ヶ月ぶりに会ったのですが、話し始め途切れる事がありませんでした。
でも面会時間はとても短いものです、係の職員から時間であると告げられると高橋(添田)の「えーもう時間なの、もうちょっとダメ?」といつもの愛嬌のある語りに職員も無言で我々と高橋の会話を遮らず、しゃべることを見逃してくれました。 「もう本当に時間だから」 と職員が告げます。 「もうダメなんだ、しょうがないね。みんなまた沖縄に来てよ、待ってるよ!」 彼が元気よくそういうと立ち上がり入って来た扉を開け、自分の拘留がつづく場所へと戻ろうとした瞬間とても悲しそうな顔を見せました。 それまで抑えていた感情が止まらずその場で不覚にも嗚咽が込み上げて来ました。泣かしてやると軽口を叩いて逆に彼に泣かされてしまいました。
その後裁判所前の集会に参加しました。 その時まだ高橋(添田)と同じく長期拘留されていた山城博治さんの釈放を求める集会でした。 私もその場にいました。そして沖縄の人々がとても優しいということを痛感しました。初めて見る顔の私達に沖縄の人たちは声をかけていただいて口々に「あなた達高橋(添田)さんのお友達?がんばろうね、高橋(添田)さんも取り戻そうね」と逆に励まされました。
今私達に出来ることは小さい事かも知れません、ですがこの沖縄の状況を京都の人にも知って欲しいと思いました。
ヘイトスピーチカウンター有志 I
※この後、4月21日に準抗告が通り高橋(添田)さんの保釈が叶いましたが、高橋(添田)さんを含む3人の無罪を勝ち取る抗いは続きます。