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那覇の街に点在する派遣会社の沖縄支店。
×××さんへ
お疲れ様でした。あなたからの現地報告をずっと見聞していました。
知事選では結果は破れましたが、この選挙結果は、沖縄闘争の観点からすれば、負け惜しみではなく大きな前進です。
理由は、「日米安保を平和友好条約に」という伊波陣営の公約は、 沖縄で初めて公式に日米安保の是非を県民に問うたところにあります。
結果は、仲井眞氏が335708票 約52% 伊波氏が297082票 約46% 金城氏が13116票 約2%
県知事選では、仲井眞氏も含めて「県外」が98%に達しています。日米共同声明は見直されなければなりません。しかも日米安保の見直し→軍事同盟から平和友好条約へが伊波氏の46%にまで達しています。
この数字は、新聞報道で「韓国哨戒艦事件」、尖閣諸島周辺での「海上保安庁警備船と中国漁船の衝突事件」、「ヨンピョンド(延坪島)事件」等がつづいた状況を抱えつつも沖縄民衆が日米軍事同盟に対して否定的になっていることは重要です。
「市民選対」の横断幕漁連市場であいさつし写真を撮る候補者古島団地仕事中の男達がスーツ姿で参加する保守陣営の集会。仕事と選挙の結びつきは深い。
管政権は、「仲井真氏なら振興策で辺野古を受け入れてくれるかも・・・」との新聞報道がありますが、これほど沖縄県民を愚弄した政権は許せません。仲井真氏を軽く見てはいけませんし、又、仲井真氏の変節を許さない沖縄・ヤマトでの闘いが必要です。
道ズネーのために集結する労組
何よりも宜野湾市長選挙で安里氏が勝利したことは嬉しいことです。仮に知事選で勝っても宜野湾市で破れればそれこそ大きな痛手になっていました。この選挙で、沖縄県は普天間は「県外」(県内移設反対46%を抱えつつ)、宜野湾市はこれまで通り、しかも日米軍事同盟反対が46%、沖縄の闘いがここまで上り詰めたと理解しましょう。
この結果は、先の沖縄での統一自治体選挙結果から予想されたことでした。あの保守の牙城・名護市で市長選・市議選で大勝しましたが、その他の市町村ではまだ変革途上で全体をひっくり返すまでに醸成されていませんでした。
名護・辺野古は頑強な砦、宜野湾市も守られた。沖縄市がもう少ししっかりし、保守の牙城・那覇市と浦添市での今後の闘いが鍵になります。
新都心での打ち上げ集会。
ヨンピョンド(延坪島)や,尖閣諸島周辺で起こっている事態にも配慮が必要です。東アジアでは、各国が「緊張状態」を必要とする国内事情を抱え国民を国家に「忠誠」を強いるため国益を前面に出した外交政策が各国とも展開しています。国益はその国の支配層の利害のことであり、その国の民衆の利害と一致していません。東アジアの民衆連帯、この難しい課題解決にも力と知恵を働かさなければなりません。これから更に沖縄との連帯が必要になります。
普天間基地の危険性を更に暴露しながら、「思いやり予算・SACO支出」に反対しつつ、京都市が沖縄に連帯する決議をあげるまで引き続き「京都行動」の皆さんと連帯して戦います。
現地報告に感謝しつつ・・・
京都沖縄県人会会長 大湾宗則